TOP > 在宅医療

在宅診療(医療)について

かかりつけ医として訪問・往診診療を行います。在宅診療は「訪問診療」と「往診」大きく2つに分けられます。訪問診療とは「決められた日(計画的)にご訪問し診療を行う」ものであり、月2回以上の訪問を行っております。
 往診とは「急な体調の変化などにより患者様やご家族からの要請で訪問し診療を行う」ものとなります。
当院は常勤医師三人+非常勤医師体制により24時間365日対応しております。「住み慣れた地域・住み慣れた家で医療を受けたい」そんなご希望を医療の側面から支援します。

対象となる方

・外来通院が困難な方
・退院後、ご自宅での診察・治療が必要な方
・ご自宅での療養を希望される方
・ご自宅で寝たきりとなっている方

自宅で受けられる医療サービスの内容

・血圧や体温の測定
・一般的な診察と治療
・血液検査、尿検査、心電図検査、超音波検査
・傷の処置など
・床ずれの予防・治療
・薬の処方箋発行
・留置カテーテルの交換

・点滴注射
・各種診断書
・主治医意見書(介護保険申請用)
・胃瘻、膀胱瘻、気管切開、在宅人工呼吸、中心静脈栄養などの各種在宅管理
・入院時の連絡調整
・訪問看護指示書発行
・在宅看取り

在宅診療の費用について

医療保険

(条件例)Aさん(80歳)後期高齢保険(1割負担)
月2回の訪問診療で処方箋を交付した場合
24時間往診体制
診療回数 項目 費用
1回目 在宅時医学総合管理料 5,400円又は4,600円
在宅患者訪問診療料 830円
2回目 在宅患者訪問診療料 830円
7,060円又は6,260円

※上記項目以外に注射や処理料等が発生した場合は別途費用がかかります。
又、訪問回数によっても費用が異なります。

介護保険

・介護保険要介護認定を受けておられる方は居宅療養管理指導料を算定いたします。
※医師が介護療養上のアドバイスをし、担当ケアマネージャーと連携のとれる体制となります。

(条件例)月2回の訪問診療の場合
292単位╱回(月2回まで算定を上限に)※1単位=10円
(1割負担の場合)
292円×2回=584円

訪問看護について

看護の必要な在宅患者様を看護師あるいは理学療法士が訪問し、主治医の指示に基づいて療養上のお世話や必要な診療の補助を行います。

・病状の観察
・服薬管理
・清潔ケア
・排泄ケア
・栄養状態の管理
・床ずれの予防と管理
・認知症のケア
・リンパ浮腫のケア

・緩和ケア、終末期の看護
・呼吸理学療法
・精神的なケア
・療養生活指導や介護指導
・ご家族様へのケア
・その他、医師の指示による医療措置等

訪問リハビリについて

心身機能の低下や体力が低下された方がご自宅でいきいきとした生活が送れるように、理学療法士が自宅へ訪問しリハビリテーションを実施します。
身体機能の維持・向上だけでなく、歩行練習やトイレ動作練習、入浴動作練習等の日常生活に直結した働きかけを行います。またご家族に対する介助方法の提案や住宅改修・福祉用具についてのアドバイス、ご利用者一人一人の身体能力に応じた運動指導も必要に応じて行います。

訪問リハビリテーションの具体的介入内容

1.病状の観察

・バイタルチェック(体温、脈拍、呼吸、血圧測定等)
・病状の観察や助言
・精神面の健康状態の確認と助言
・介助者の健康状態の確認と助言、再発予防と予後予測

2.日常生活への指導・助言

・ADL指導
・身体機能(筋力、柔軟性、バランス等)の維持、改善
・痛みの評価と物理療法等の疼痛緩和
・福祉用具または補装具、住宅改修の評価と相談
・摂食嚥下機能やコミュニケーション機能の改善
・QOLの向上や趣味、社会参加促進のための助言

3.介護相談

療養生活、家族への介護指導、精神的な支援・福祉制度利用の助言、相談
訪問リハは、医療保険・介護保険で利用することができます。対象は小児から高齢者の通院が困難な方です。
利用に当たっては、主治医の指導のもとに実施されるため、主治医にご相談ください。

PAGE TOP